好きな本をミニチュアハウスに置こう!ミニチュアブックの作り方
ミニカー、フィギュアやドールハウスなど、本物そっくりのミニチュアは古今東西で人気です。中でも、ミニチュア本というものをご存知でしょうか?ミニチュア本は、基礎を学べば簡単に手作りできます。自分にしか作れない世界にひとつだけのミニチュア本を作ってみませんか。ここでは、ミニチュア本の作り方についてわかりやすく解説します。
ミニチュア本の魅力やポイントとは!?
ミニチュア本とは、手のひらサイズにおさまる本であり、ミニチュアハウスに並べるものです。「豆本」や「ミニチュアブック」とも呼ばれます。サイズは小さいですが、きちんと製本されており、中のページを読むこともできます。とはいっても、通常サイズの本をそっくりそのまま縮小したものではなく、豆本用に挿絵が書かれたり、文字まで配置されたりしているという、「ミニチュアとしての」こだわりが特徴的です。
ミニチュアハウスは、家屋の要素すべてをミニチュアにして、世界観を楽しませてくれます。その要素のひとつ、ミニチュア本については、既存のお気に入りの本を縮小することで手軽に自作でき、またオリジナルの本を作り出すことも可能なため、独自の人気があります。あなたもぜひこだわりのミニチュア本を作ってみませんか。
ミニチュア本を作ってみよう!
ミニチュアハウスはとても繊細に作成されています。その細かな造りをすみずみまで見るだけでもとても楽しいものです。実際に作っている方は、いかに本物らしく仕上げられるかにこだわることも多く、そこがミニチュア世界の魅力であり醍醐味でもあります。今回は、そのように飾って楽しめるミニチュア本の作り方について、こだわり派の方だけでなく初心者の方にも理解できるよう、丁寧に解説したいと思います。
必要な材料
ミニチュア本の作り方はさまざまです。今回はブロックメモを使う方法を紹介します。手早く形にできるという特徴があるため、ミニチュアハウスに何冊も並べ立てるのに向いています。
ブロックメモとは、小さめの紙がサイコロ状に分厚くたばねられ、1辺が糊付けされているものです。1枚ずつはがして使えます。
ブロックメモのほかに必要な材料は、えんぴつ、金属製定規、はさみ、カッター、カッターマット、のり、両面テープ、ボンド、厚紙、刺繍糸少々(なくても可)です。
作り方
動画でみたい方は、こちらをご覧ください。作り方のポイントなど、わかりやすくまとめた映像をみることが出来ます。
ミニチュア本をつくってみよう!作り方の解説動画&楽しくつくろう動画
1 表紙を作る
厚紙にえんぴつで作るサイズで印をつけます。このとき、切る紙を方眼のラインに合わせると、まっすぐに作ることが出来ます。
紙を本の形におっていきます。紙が硬い場合は上からカッターで薄く線を入れるとおりやすいです。
これで表紙は完成しました。
2 中身を作る
次に、ブロックメモを使って中身を作っていきます。糊の部分を背にすることで、紙がばらけることなく綺麗に切ることが出来ます。
ブロックメモを挟んで、ちょうどいい厚みを探します。えんぴつであたりをつけたら、カッターで切っていきます。
ブロックメモに糊がついていて剥がしづらいときはカッターで切れ込みを入れると良いです。
定規をしっかりと押さえて丁寧に少しずつ切っていくのがコツです。これで本の中身は完成しました。
3 表紙と中身をくっつける
表紙と、中身をのりでくっつけていきます。ボンドで背表紙を貼り付けていきますが、直接ボンドをつけるのではなく、紙などに出してから爪楊枝でつけていくといいでしょう。はみでたのりは、爪楊枝でとります。
ミニチュア本が完成しました!
さらに一工夫加えたい人は、しおりも作ってみましょう。
4 しおりをつくる
しおりに使う紙は、表紙とは違う色味がいいかもしれません。本のサイズにあわせて2倍の長さでカットし、半分におります。
6本取りの刺繍糸から1本をとり、両面テープやボンドをつけてしおりに挟みます。
以上で、ミニチュア本の完成です。
カバーに包装紙、千代紙や布を利用するとオリジナル感を出せます。大きさや厚みに変化をつけ、雑誌、コミックス、辞書、写真集、楽譜などさまざまな種類の作成に挑戦してみるのも楽しいですよ。
つくるんですのDIYキットならさらに簡単にミニチュア本が作れる!
完成したミニチュア本を飾るとき、ミニチュアハウス専用の本棚は欠かせません。そしてその本棚を含めた、ミニチュアハウス全体にも、こだわりを広げていく方も多いでしょう。
ミニチュアハウスは、本物そっくりの居住空間やお店のディスプレイなどまで再現します。質感にこだわって、自分の手で作って飾れるので、海外でも幅広い世代の方に人気です。そのため誰でも簡単にミニチュアハウス作りを始められるよう、DIYキットが販売されています。
0からミニチュアハウスやミニチュア本を作ることが不安な方は、まずDIYキットを試してみるのがおすすめです。DIYキット「つくるんです」には、ピンセットやのり、絵の具や筆などの材料が付属しています。
型抜きの要領で説明書通りにパーツを組み立てるだけですから、初心者から子ども、お年寄りの方まで簡単にミニチュアハウスを楽しむことができます。色を塗り替えたり、ほかの素材を加えたりするなどしてアレンジを楽しむ上級者も多いようです。たくさんのDIYキットシリーズがあり、中にはパラパラとめくれるミニチュア本が簡単に作れるものもあります。
ミニチュアの本に似合うミニチュアハウスを紹介
つくるんですには多くのシリーズがあり、その独特の世界観はどれも見ていて飽きないものばかり。今回は、特にミニチュア本が充実しているミニチュアハウスを紹介します。
「つくるんですミニチュアハウス スタディ」は、外国の本屋さんをコンセプトとしたDIYキットです。書庫にはアンティーク感のあるミニチュア本がジャンルごとにぎっしりと並べられています。ところどころに飾られた絵画が、どこか上品です。クラシックな雰囲気のライトは点灯も可能。もちろん棚に並ぶミニチュア本の中には、簡単に自作できるダミー本も用意されています。
説明書通りに作るのもいいですが、自分なりに配置を変えたりオリジナル本を加えたりすると、よりこだわって楽しめるでしょう。コツコツと作業しておうち時間を有意義に過ごしてみてはいかがでしょうか。完成したときは大きな達成感が得られますよ。
ミニチュア本をつくってみよう
ミニチュア本をたくさん作りコレクションするのは楽しいですし、家族や友達にプレゼントすると喜ばれます。ここではブロックメモを使いミニチュア本を簡単に作る方法を紹介しました。紙にメッセージやイラストを書いて手作りすることもできますが、「つくるんです® ミニチュアハウス スタディ」のDIYキットが簡単でおすすめです。