好きなものを置いて楽しもう!ドールハウス向け小物の作り方 - つくるんです公式

好きなものを置いて楽しもう!ドールハウス向け小物の作り方

現在、注目を集めているドールハウスの小物作り。指先を使うハンドメイドは、時間を忘れて没頭でき集中力も身につきますよ。何より、可愛らしい小物が完成する喜びは格別です。ここでは、基本的なミニチュア小物を簡単に作る方法を紹介します。

ドールハウス向け小物の魅力とは

小さい頃、お人形やミニチュア動物のドールハウスで「ごっこ遊び」をした経験がある方は多いようです。シリーズの小物を次々にコレクションした方もいるのではないでしょうか。

いつの時代も小さく可愛らしいミニチュアは、子どもたちのおもちゃに留まらず大人もわくわくさせてくれます。繊細な小物をコツコツ作り上げる楽しさ、イメージ通りの世界を表現する楽しさ、完成した作品を鑑賞する楽しさなど、さまざまな魅力が詰まっているのがドールハウスです。

細部までとことんこだわった精巧な小物や、お子さまでも楽しんで作れる簡単な小物など、年齢や性別を問わずさまざまにアレンジできるのも、ミニチュアならではの魅力。自分の世界観を表現する材料となるのがひとつひとつの小物たちです。ぜひ、理想の世界をドールハウスで表現してみませんか。

ドールハウスの小物の作り方

ドールハウスでよく使われる基本的なミニチュア小物の作り方について紹介します。どのような材料を使っているか、どのように形作っているかなど、まずは基本的な技術を参考にしてください。これらの作り方のコツを知れば、さらに応用作品づくりへとステップアップできるでしょう。

ミニチュアティーカップの作り方

ティーカップやコーヒーカップなどのカップは形がシンプルで作りやすく、失敗も少ない小物です。お気に入りの色や柄で自分らしい個性豊かなカップを作ってみませんか?

材料は、ホームセンターや文具店、100円ショップなどで入手しやすいものばかりです。いくつかセットで作ることで華やかで可愛らしい雰囲気を出せますで、ぜひチャレンジしてみましょう。

材料:白の樹脂粘土、アクリル絵の具、カッター、木工用ボンド、やすり、ペンやキャップなどカップの型取りをするためのもの、ニス

作り方:

1.樹脂粘土を少量取り、ペンなどの端を包み込むように薄く伸ばしていきます。カップの外側になる部分が滑らかになるように均一に整えます。底部分は平らにならしておきましょう。カップの上側が水平になるよう、余分な部分をカッターでカットし、そのまま乾燥させましょう。

2.カップの持ち手は、竹ひごやつま楊枝などを利用して型取りをします。粘土を細長く丸めて伸ばし、竹ひごなどに輪になるように巻きつけるときれいなカーブができます。そのまま乾燥させ、乾いたら竹ひごなどから外して持ち手になるようにカットしましょう。

3.乾燥したカップをペンから外し、飲み口部分が滑らかになるようにやすりで削ります。カップ本体と持ち手を木工用ボンドで接着します。最後に、アクリル絵の具で模様を描いて乾かしたらできあがりです。このままでもよいですが、ニスを塗るとツヤが出て耐久性がアップします。

ミニチュアソファの作り方

ソファはさまざまな素材で作ることができますが、まずは加工しやすいメラミンスポンジを使った簡単な方法のソファの作り方を紹介します。

材料:メラミンスポンジ、カッター、定規、木工用ボンド、やすり、布、バルサ材や丸い竹の割り箸など、アクリル絵の具

作り方:

1.ソファは、背もたれ、ひじ掛け×2、座面に分けてメラミンスポンジをカッターでカットします。まずは、どのくらいの大きさにしたいかを考えて、定規を当てて線を引いてからカットするとよいでしょう。

丸みを出したい部分や角を滑らかにしたいときは、やすりで削っておきましょう。削りカスを吸い込まないようにマスクを着用するなど注意してください。多少失敗しても布でカバーするので目立ちません。

2.各パーツを切り出したら、布でスポンジを包み、布が重なる部分に木工用ボンドをつけて接着します。布はピンと張った状態で貼れるよう、ところどころに切り込みを入れるとうまくいくでしょう。各パーツをソファの形に成形して、接続部分に木工用ボンドを塗って接着します。このままならローソファの完成です。

3.脚を付ける場合は、丸や角のバルサ材か、丸い割り箸やストローなどを4本に切って接着します。ケガしないように、カッターマットやいらない雑誌などに固定して慎重にカットしてください。

ストローなど、木材以外の材料を使う場合は、アクリル絵の具で好きな色に塗るとよいでしょう。脚をそのまま座面の裏に接着してもよいですが、バルサ材の平板を座面よりも小さめにカットしてそこに脚を接着する方法もあります。その後、座面の裏に接着すればできあがりです。

食器皿の作り方

最後は、食器の平皿の作り方です。基本の皿が作れれば、鉢や深皿などに応用ができますよ。また、カップと合わせたソーサーもぜひ作ってみてくださいね。ここでは、細かい作業がしやすい造形粘土や石粉粘土を使った方法を紹介します。

材料:造形粘土や石粉粘土、皿の型が取れるもの、やすり、アクリル絵の具、ニス

作り方:

1.粘土をこねて薄く平らに伸ばしてから作りたい大きさの丸い枠で型抜きします。クッキーの抜型などを利用すると簡単です。粘土を型で抜いたら、お皿の形に滑らかにならしていきます。つま楊枝などで縁に飾りを入れたりしてもいいですね。

2.粘土が完全に乾いて固くなったら、やすりで滑らかに整えます。アクリル絵の具で色を塗ったり、柄を描いたりして乾かしたあとニスを塗ったらできあがりです。

まとめ

ドールハウスの小物を初めて作る場合は、完璧を求めすぎないことが大切です。自分でイメージした小物を最後まで作り上げること自体が、大きな喜びや満足度につながります。たとえ粗があったとしても、近づいて手にとって眺めない限り気にならないことがほとんどですので、ぜひさまざまな小物作りにチャレンジして、腕を磨いていきましょう。

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