レジンとは?ミニチュアづくりに適した種類や必要道具、基本の作り方を解説! - つくるんです公式

レジンとは?ミニチュアづくりに適した種類や必要道具、基本の作り方を解説!

ミニチュアづくりやハンドメイドアクセサリーなどで重宝される「レジン」。本記事では、レジンとはどのようなもので、何が作れるのか、また、レジン液の主な種類と特徴について解説します◎レジンの基本的な使い方と注意点も紹介しますので、ミニチュアの小物づくりに本格的に取り組もうと思っている方は、ぜひ参考にしてくださいね!

ミニチュア小物の世界でよく耳にする「レジン」とは?

ミニチュアづくりの世界ではレギュラーメンバーと言ってもいいほど、よく使われる素材が「レジン」です。まずは、レジンがどのようなもので、どんなものが作れるのか、チェックしていきましょう!

ドールハウスの小物づくりにチャレンジするなら知っておきたい素材

「レジン(resin)」は、英語で「樹脂」という意味で、日本においては「天然樹脂」や「合成樹脂」などの総称で使われます。ものづくりの分野では「UVレジン」と「エポキシレジン(エポキシ樹脂)」を指すことが大半です。

レジンの特徴はプラスチックのようなツヤと透明感のある質感で、固まる前は液状なので自由自在な成形ができるところにあります!そのため、ミニチュア以外でもハンドメイドアクセサーの材料として広く活用されています。

レジンを使って作れるミニチュア作品の例

レジンはミニチュアやドールハウスのさまざまアイテムづくりで重宝されます。たとえば、透明感のあるレジンはグラスやガラス容器のミニチュアづくりに欠かせません!しかも、色を付ければジュースやワインなど、グラスの中身も作れます◎

慣れてくれば、ツヤのあるジャムやケーキ、フルーツなど、ディティールにこだわったリアルな食べ物も可能に◎ほかにも陶器の質感や家具の木目なども再現できます。アイディア次第でドールハウス中のあらゆるアイテムがレジンで作れてしまいますよ。

ミニチュアづくりに適しているのは?レジン液の主な種類と特徴

レジンは大きく分けて「UVレジン」と「エポキシレジン」の2種類があります。ここでは、それぞれの特徴とどんなものを作るのに適しているのかについて解説します!

短時間で硬化!初心者さんにもおすすめの「UVレジン」

UVレジンは、日光やUVライト(紫外線照射機)の紫外線に反応して液体が固まるもの。ライトに当てれば5分ほどで固まる手軽さと、ライトに当てないと固まらないため、レジン初心者さんでも扱いやすいのが魅力です。また、安価でニオイが少ないのもこのレジンのうれしいポイント!

ただし、紫外線で固まるという性質上、紫外線が届きにくい厚みのあるアイテムの制作には適していません。

厚みのある作品もOK!自由度の高い「エポキシレジン」

こちらは主剤と硬化剤の2種類を混ぜることで起こる、化学反応によって固まるタイプです。しっかり固まるまでに1日~2日を要すため、UVレジンに比べるとかなり時間がかかり、場合によっては上手く固まらないことがあるので、ハードルは少々高めです。

しかし、UVレジンと違って厚みの制限がなく自由な表現が可能!しかも、透明度が高く、紙ヤスリなどで磨くとツヤが出でて、表現の幅を広げてくれます。質感や手触りもいいため、高級感のあるものに仕上げたいときにおすすめです!

基本をチェック!レジンを使った小物づくりの方法

液体が固まるという情報だけでは、具体的にどんな作業をするのかわからないですよね。そこで、基本編としてレジン作業に必要な道具や注意点、簡単な手順についてご紹介します。

レジンを使った工作に必要な道具と、作業の注意点

まず必要なものは「レジン液」です。UVレジンならさらに「UVライト」、エポキシレジンなら主剤と硬化剤の分量をはかる「スケール」が必要になります。主剤と硬化剤は正確に混ぜないと固まらないので、0.1g単位まで正確にはかれるデジタルのものがおすすめです!ほかには、レジンを流し込む「土台(モールド、フレーム)」を必ず用意してください。

色を付ける場合は、「レジン用着色剤」と着色のための「パレット」、混ぜ合わせるための「つまようじ」や「スティック」が必要です。華やかさをだすなら「ビーズ」や「ラメ」があるといいでしょう。細かなアイテムを扱うのであれば「ピンセット」も用意しておきましょう!

レジンを使う際は、硬化中にわずかなガスが発生するので、しっかりと換気をしてください。また、レジンは火気厳禁です!

さらに、硬化前のレジンを素手で触ると、かゆみや発疹などのアレルギー反応が出る場合があるので、薄いゴムやビニールの手袋をして作業を行ってくださいね!

手順① 型取り用のモールドと、レジン液を用意する

エポキシレジンを使用する場合は、主剤と硬化剤の比率を間違えないように気を付けましょう。色を付ける際にはここで着色剤を混ぜ合わせます。もし、混ぜるときに気泡が発生したら、仕上がりに影響するので気泡をつまようじで丁寧につぶすか取り除きましょう!

なお、モールド(型)は固形のエポキシパテなどで自作する方法もありますが、慣れないうちは市販のものを使うと簡単に作れますよ◎

手順② モールドにレジン液と封入パーツを流し込み、硬化させる

モールドにレジン液を流し込みます。パーツを付ける場合には、いったん硬化させてから再度レジンを流し込みましょう。流し込みが終わったら、レジン液が傾いていないか、パーツは意図した位置にあるか、気泡やホコリが入っていないかなどを確認してください。硬化すると、元には戻りませんよ!

【よくある失敗】気泡が入ってしまったときはどうする?

大きな気泡であれば、つまようじでつぶしたり、取り除いたりできますが、細かい気泡を取り除きたいときは、熱風によって気泡を飛ばす「エンボスヒーター」という道具が有効です!ただし、気泡の原因はレジン液の質が悪いこともあるため、気泡がよく出るようなら品質のよいレジン液に変えてみるのもおすすめです。

レジンを使いこなしてミニチュア作品をより華やかにしよう

レジンは正しい扱い方をすれば、さまざまなミニチュアの小物づくりに役立つアイテムです。特にUVレジンは扱いやすく初心者の方にもおすすめです!ぜひ、レジンを使ってオリジナルの小物づくりなど、より本格的にミニチュアづくりに取り組んでみてはいかがでしょうか?つくるんですのウッドパズルやミニチュアハウスをレジンで飾ってみることで、作品に自分らしさをプラスしてみるのもおすすめです◎

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